高齢者虐待防止

更新日:2022年07月27日

高齢者虐待防止の取り組みは、高齢者を虐待という権利侵害から守り、その人らしく尊厳をもって暮らしていけることができるよう支援するものです。

虐待を未然に防止するために、近隣との付き合いがなく孤立している高齢者のいる世帯などに対する地域の関わりや、養護者の負担軽減のための適切な支援を行うことが求められます。

養護者による高齢者虐待

養護者による高齢者虐待とは、養護者が養護する高齢者に対して行う次の行為とされています。

  1. 身体的虐待:高齢者の身体に外傷が生じ、又は生じるおそれのある暴行を加えること。
  2. 介護・世話の放棄・放任:高齢者を衰弱させるような著しい減食又は長時間の放置、養護者以外の同居人による虐待行為の放置など、養護を著しく怠ること。
  3. 心理的虐待:高齢者に対する著しい暴言又は著しく拒絶的な対応その他の高齢者に著しい心理的外傷を与える言動を加えること。
  4. 性的虐待:高齢者にわいせつな行為をすること又は高齢者をしてわいせつな行為をさせること。
  5. 経済的虐待:養護者又は高齢者の親族が当該高齢者の財産を不当に処分することその他当該高齢者から不当に財産上の利益を得ること。

※養護者とは、高齢者の世話をしている家族、親族、同居人や同居していなくて  も現に身辺の世話をしている方も含まれます。

虐待予防・発見のためのチェックリスト

高齢者虐待は、どこの家族でも起こる可能性がある身近な問題です。
身近にいる方々がサインに早く気づいてあげることで、虐待になること、またはその深刻化を防ぐことができます。

高齢者のサイン

□ 体に不自然なあざや傷、やけどの跡がひんぱんにみられる
□ わずかなことにおびえやすい
□ 「怖いから家にいたくない」などの訴えがある
□ 居住する家が極端に非衛生的である
□ いつも汚れたり破れたりした服を着ている
□ 不規則な睡眠の訴えがある
□ 経済的に困っていないのに、「お金がない」と訴えたり、利用負担のあるサービスを利用したがらない

介護者のサイン

□ 高齢者の世話や介護に対する拒否的な発言をしばしばしている
□ 高齢者に対し過度に乱暴な口のきき方をする
□ 家から高齢者や介護者・家族の怒鳴り声や悲鳴などが聞こえる
□ 高齢者に面会させない など

 

相談窓口

高齢者虐待は、早い段階に相談することで、養護者のストレスを軽減したりして虐待を防ぐこともできます。「虐待かもしれない」など、地域で心配な高齢者や養護者がいたら、ご相談ください。
相談した方のプライバシーは保護されますので、ご安心ください。

名 称 所在地 電話番号
大崎上島町地域包括支援センター 大崎上島町木江5-9

0846-67-0022

※土日対応可

大崎上島町 福祉課 大崎上島町木江4968 0846-62-0301

この記事に関するお問い合わせ先

大崎上島町 福祉課
〒725-0401 広島県豊田郡大崎上島町木江4968
電話:0846-62-0301 ファクシミリ:0846-62-0304

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