介護給付適正化事業

更新日:2024年11月21日

介護給付の適正化とは

介護給付の適正化とは、介護給付を必要とする被保険者を適切に認定した上で、利用者が真に必要とするサービスを、事業者がルールに従って適正に提供するよう促すことです。
介護給付の適正化を図ることは、不適切な給付を削減する一方で、利用者に対する適切な介護サービスを確保することにより、介護保険の信頼性を高めるとともに、介護給付費や介護保険料の増大を抑制することを通じて、持続可能な介護保険制度の構築を目的とします。

介護給付適正化の主要3事業

  • 要介護認定の適正化
  • ケアプラン点検及び住宅改修・福祉用具点検
  • 医療情報との突合・縦覧点検

要介護認定の適正化

  • 更新・区分変更の認定調査の平準化・適正化

       ・委託認定調査の保険者の直接実施

       ・委託認定調査の保険者の事後点検の実施

  • 要介護認定のばらつきの是正に向けた取組

       ・業務分析データによる原因分析

ケアプランの点検

  • ケアプラン点検の実施

      ・介護支援専門員の「気づき」を促すケアプラン点検の実施

      ・介護給付適正化システム等を活用したケアプラン点検の実施

住宅改修などの点検・福祉用具点検

  • 住宅改修に関する取組

      ・一定要件の抽出による実施

  • 福祉用具購入・貸与に関する取組

      ・福祉用具利用者等に対する訪問調査等の実施

医療情報との突合・縦覧点検

  • 医療情報との突合・縦覧点検

      ・国保連から提供される情報の活用による点検の実施

ケアプラン点検支援マニュアル(厚生労働省)

ケアプラン点検支援マニュアルは、「介護給付費適正化事業」の主要事業である「ケアプラン点検」を支援するため、平成20年7月に同省老健局振興課により作成されたものです。
本マニュアルを通じて点検者(保険者)の視点を理解することにより、ケアプラン作成や自己点検の際の参考としていただき、より質の高いケアマネジメントにつなげていただくようお願いします。

広島県の取組

保険者において、利用者の自立支援に資する適切なケアプランであるかケアマネジャーとともに検証確認しながら、ケアマネジャーの気づきを促すことにより、ケアプランの質の向上、利用者の状態の維持改善を図るとともに、ケアマネジャーの資質向上、介護保険制度の信頼性を高め、持続可能な介護保険制度の構築を図ることを目的として、「ケアプラン点検・評価マニュアル」を作成しました。

「ケアプラン点検・評価マニュアル」広島県のホームページへ

大崎上島町の取組

大崎上島町では介護給付の適正化の一環として、以下の取組を実施しています。

大崎上島町の取組内容詳細

事業等

取組内容

 

要介護認定の適正化

 

  • 更新及び区分変更の認定調査の平準化及び適正化の

       ため、委託認定調査の保険者の直接実施及び保険者

       の事後点検の実施。

  • 認定調査員及び介護支援専門員研修の実施。

ケアプランの点検

  • 町内すべての事業所にケアプラン点検の実施。

住宅改修・

福祉用具点検

  • 住宅改修において、申請額10万円を超える案件については、事前に実地調査を行います。
  • 適正化システムにおいて各福祉用具の貸与品目の単位数が把握できるため、同一商品で利用者ごとに単位数が大きく異なるケース等を確認します。

 

医療情報との突合・縦覧点検

 

  • 広島県国民健康保険団体連合会へ委託して、「介護給付縦覧点検支援事業」、「医療情報との突合点検支援事業」を行います。

介護給付費通知

  • 介護給付費通知書を、サービスを見直す節目となる介護認定の更新時有効期間終了のお知らせに同封します。

この記事に関するお問い合わせ先

大崎上島町 福祉課
〒725-0401 広島県豊田郡大崎上島町木江4968
電話:0846-62-0301 ファクシミリ:0846-62-0304

メールフォームによるお問い合わせ