溶融スラグの有効利用について

更新日:2021年09月21日

溶融スラグとは、ごみやごみを焼却した灰を高温で溶かし(溶融)、灰に含まれるダイオキシン類を分解し、重金類を封じ込め、水で急速に冷やすことにより生成される安全なガラス状の物質です。

このように製造された溶融スラグは、性状が砂のようなガラス質であるため、砂の替わりとして建設資材に利用することができ、環境への負荷を低減した循環型社会の構築が図れる材料として、公共工事の建設・土木資材等へ有効利用しています。

溶融スラグの利用方針

本町では、資源循環型社会の形成を目指し、広島中央環境衛生組合で一般廃棄物を溶融処理することにより製造される溶融スラグについて、平成19年9月28日付環廃対発第070928001 号「一般廃棄物の溶融固化物の再生利用の実施の促進について(通知)」に基づき、東広島市、竹原市、大崎上島町(以下「構成市町」という。)及び広島中央環境衛生組合(以下「組合」という。)から発注する公共工事において活用することにより、溶融スラグの安定的、安全かつ適切な有効利用促進を図っていきます。

利用用途

(1)再生加熱アスファルト混合物用骨材

(2)プレキャストコンクリート製品用骨材

(3)再生路盤材用混合骨材

(4)埋戻材

(5)その他

利用基準及び品質

溶融スラグの利用については、次に掲げる基準及び規格のほか、構成市町及び組合の「溶融スラグ有効利用ガイドライン【品質編】」によるものとする。

(1)JIS A 5031:2016 一般廃棄物、下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融固化したコンクリート用溶融スラグ骨材

(2)JIS A 5032:2016 一般廃棄物、下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融固化した道路用溶融スラグ骨材

(3)再生路盤材用混合骨材、埋戻材などについては、関連規格をもとに当事者間の協議によって溶融スラグが満たすべき基準を定め、その基準を満足するものとする。

 

関連資料

この記事に関するお問い合わせ先

大崎上島町 保健衛生課
〒725-0231 広島県豊田郡大崎上島町木江4968
電話:0846-62-0303 ファクシミリ:0846-62-0304

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